世の中は自分のちからで面白く

そろそろ30歳だが、思い描いた30歳なのだろうか。

すぐに辞める新人がいるっていうけど。。。

どうも、イェーガーです。

すぐに辞める新人がいるっていうのは、このシーズンの風物詩かっていうぐらい毎年のネタとして賑わっていますね。皆さんの近くにもそのような方はいらっしゃるのでしょうか。あいにく私の周りにはそのような方がおらず、どうもすぐに辞める方々の気持ちがわからないのですが。。。

とはいえ、辞めるという意思がすぐに固まってしまうのは本当に正しいことなのか。もしかしたら正しいんじゃないか。いろいろ思いを巡らせることはできますので、今回は離職について考えてみようと思いました。

人が会社を辞める理由って

大人になれば、資本社会では「稼がなきゃいけない」ですよね。生きていくために。どこからともなくお金が降ってこない限り、どこかからお金をもらわなければいけない。それが労働の対価であることが今の社会では常識なので、作られた一斉採用の新卒フレームで採用活動が回っています。その中で「この学生だ!」と企業が決めた方に内定が出て、「やった!入社したい!」と学生が意思決定すれば、晴れて内定→入社となりますよねー。でもいざ入社してみると、「あれ?」っていうミスマッチが起こっている。本当に残念なことですよね。。。新卒に限らず自分が入社を決めた会社を辞めるという道を選んだ方が、なぜ辞めるのか?ということを考えてみようと思います。会社を辞めたいなと思う理由はいろいろあるのですが、

  • 自身のキャリア業務に対して思うところがある:ビジネススキルと自分の職域のミスマッチ
  • 職場環境、人間関係に対して思うところがある:人間関係のミスマッチ
  • 家庭の事情で今の職場(地方)で勤めるのが困難なことがある:家庭環境のミスマッチ

こんなところでしょうか?どれも偶発的に起こることもあれば、自分で改善することをあきらめたこと、どうしようもないことなど色々あると思います。では逆に企業として人員が減ることはつらい、一人でも多く、そして長く勤めてもらうためには、辞めさせないためには、上記に対してどのような行動が必要なのかを考えてみます。

自身のキャリア業務に対して思うところがある:ビジネススキルと自分の職域のミスマッチ

長く企業に勤めていれば専門的なスキルも身につき、活躍できる場もあると思いますが、一方で自分に不慣れな業務に従事し、なかなか成果のでない期間もあるかと思います。私は一度サービスではなく営業に回ったことがあるのですが、どうも新規のお客様に自分や商品を提案することが苦手だったようで。。。成績が悪かったので短い期間でサービスに戻されましたが、その短い期間で何度辞めようと思ったことか。。。笑
飲食店に勤めていた私がアウトソースの営業をするのか。。。会社としてはサービスで成果の出ていた私が、アウトソースの営業でも成果が出ると見越して期待して頂いたようなのですが、持ち合わせたスキルと必要なスキルが全く違ったようです。てか学生アルバイトから今まで飛び込み営業などをしたことがないので、何度も心が折れました。

色々な種類があると思いますが、人とのコミュケーションにおいて不得意な部分を仕事で発揮するように求められる人、コミュニケーションが無いと死んでしまうような「人好き」なのに経理総務などの事務作業をする人、など内向的・外交的の2面性だけで考えても仕事のミスマッチは起こってしまうかと思います。ここで、「自分のやりたいことはこれだ!」という意思表示をできたとしても、在籍している職場で成果が出てなかったら会社の偉い人たちは聞く耳を持ってくれないですよね。。。結果としてミスマッチの期間が長ければ長いほど、隣の芝の方が青くなるという。。。笑、自分も経験しました。

最終的には、より自分にマッチした企業を選ぶことになるんですよね。もしかしたら独立することもあるかもしれませんし、ブログ飯かもしれません。
私の友人の話ですが、起業を前提としてリクルートに入社し、営業力を身につけて独立開業している方もいますので、「辞める前提」ということもあるかもしれません。
このように、ポジティブ・ネガティブに関わらず勤め先とのミスマッチが転職の契機になるので、上司としてまたは会社としてすべきことは、

社員の現在のスキルと、キャリア、その先の未来を常に描き続け、伝え続け、双方にミスマッチを起こさないように話し合うということが重要なんだと思います。たとえそれが難しいような環境だったとしても、「あなたは今のこの営業所には必要な存在で、それは○○という理由で。。。」と意味づけをできるスキルを上司が身につければ企業と社員のミスマッチを防ぐことができるかと思います。

その時、仕事が回らなくなるから、人手が足りないからあなたが欲しいということを言ってしまうと、「え、他の人でもいいやん、採用がんばって僕以外の人を探せばいいやん」となるんじゃないでしょうか。「あなたがこの会社に必要な存在」と明確に個人にスポットライトを当てることが必要なので、なかなか難しいのですが。。。

職場環境、人間関係に対して思うところがある:人間関係のミスマッチ

新卒によくあると勝手に思っていますし、業務のミスマッチを起こしている人は、人間関係も悪くなっていくんじゃないでしょうか。と、個人的には思っています。
人事部には、いわゆるキラキラ男子・女子を配置する企業が多いと思っています。そのキラキラした人の働いている姿を見て、憧れを抱いて入社した新入社員の絶望たるや。。。普通に考えて、キラキラした人が会社にわんさかいる状況って、まーないですよね。日本のほとんどが美人になってしまう。。。

その他にも、いろいろとあるんだと思いますが、なぜ人間関係のミスマッチが起こるんでしょうか。これは学生側にも会社側にも理由があると思っています。

学生の頃、自分の性格と相性の悪い人と仲良くしていたか

学生の頃は、自分の性格と波長の合う友人を見つけ、似たもの同士のコミュニティを作ることが多いと思います。ただ社会に出ると、今まで避けていたタイプの人ともチームにならなければいけないかもしれない。それに慣れていないだけでも、ちょっとしたストレスになりますし。。。月並みなたとえですが、やっぱり多種多様な方と共存していけるコミュニケーション能力は必要ですよね。

チームの空気をマネジメントできない上司も悪い

成果が出ている時は同じ目標に向かっていい空気感かもしれませんが、少し落ち目な時にも同じ空気になるようにモチベーションを管理しているか。上司ってたくさんの仕事を任されているからの上司だと思うのですが、少しでも仲間のことも管理する必要があると思っているんですよね。数字だけ追っかけて、成果出せなければクビ!という社風でない限り、成果を出すためのチームマネジメントは必要不可欠だと思います。

これは、飲食店としてたくさんの忘新年会・歓送迎会を見ている私からすると本当に仲間を放置している上司の皆さまが多いこと。。。

家庭の事情で今の職場(地方)で勤めるのが困難なことがある:家庭環境のミスマッチ

これは結婚、出産、親の介護など比較的に女性に多くなってしまうかもしれませんが家庭の環境が変わると離職を余儀なく。。。ということもありますよね。ちなみに私の周りは彼氏が東京にいて、結婚を機に東京に行きます!的な退社が多い一方で、彼女の方が稼ぐので主夫するために辞めます!という方もいました。


以上、いろいろと辞めることを取り上げるとネタにはなりますが、新人が辞めるって騒いでる人って「会社は3年以上続けるもの」とか「定年まで勤める」とか考えている人が多いのかなーと思います。何かを続けることは、それが仕事であってもすごいことだと思いますが、「続けれない何か」があったということを考えてあげれない人が多いんだろーなーとも感じてしまいます。皆さんはどうなんでしょ。

落ちがぐだってきましたので、今日は引き上げたいと思います。ではまた。

管理職の教科書 「人が来ない」「続かない」「育たない」を解決する39のポイント

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