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そろそろ30歳だが、思い描いた30歳なのだろうか。

ウェディング業界を目指す人は配膳業界でアルバイトをするな

どうも、イェーガーです。


今日は私がアルバイトしていたホテル・結婚式関係の業界裏話を少し書いてみようと思います。最初に言っておきますが、ウェディング業界を目指す心優しい皆さんへ。アルバイト先としてホテルなどの派遣登録はおすすめしません。その理由をまとめます。

ちなみに、10年以上前の業界暴言録はこちら。
www.takaihikui.net


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組織がウェディング業界を大事にしていない

あくまでもホテルの全てのお客様をおもてなしするのであって、ウェディングに特に思い入れの強い組織ではありません。(とはいえ、ウェディングはホテルの稼ぎ頭でもあるのは事実なのだろうと思いますが、そこらへんの細かなことは割愛。)
そもそもホテルと配膳会社は派遣契約を交わしているので、ホテルからの依頼に対して人材を派遣することが本業となります。なので、そもそものホテル自体が結婚式に対して消極的な意識ならば、もってのほかです。あわせて自己中心な物事の考え方をしている上司が多いため、メンタル的な面でも耐えれる人と耐えれない人がでてきます。ウェディングの業界を目指す方は心優しく、夢多き少女(といっても大学生・専門学生)が多いので、怖い上司からのパワーマネジメントに耐えれずに辞めていくのです。

最近は辞められたらこまるので、パワハラ関係もある程度は落ち着いていますが、ヤンキー上司がいきなり180度回転で、やさしい上司になるはずがありません。難しいところです。

派遣業界の社員はまともな人が少ない

派遣会社にもホテルとの契約で常駐している社員がいます。これがまた危ない。そもそも学生の頃に就職活動をしている方であれば、日本の「当たり前」な人生を歩くならば正社員で働く方が多い中、なぜか派遣社員として働いている人達です。その背景として、たくさんの理由があるのも事実ですが、多くは性格的にヤンキー気質な人が多いのも一つの事実。昔、配膳のアルバイトでトップクラスの実力を誇っており、学生の頃から多数の部下を扱っていた。社会人になるとキャリアはゼロからに戻ります。その転落人生に似た感覚に耐えきれないものは配膳業界にフリーターとして戻ります。そのため、

  • 感覚的に自分目線で指導する
  • 体育会系
  • 教育に興味がないので教育クオリティが低い

というような状況です。

もちろん、サービス業界に命をかけるような熱い方もいらっしゃいます。ただ、自分で這い上がってくるアルバイトから優先的に庇護するので、頑張り方がわからない人、尻上がりな人に対しては、意図してなくても冷たくなっている人も多いです。

ウェディング業界で働くにはどうすればいいか?

ズバリ、自社でアルバイトを直接雇用しているところです。自分たちのしたいサービス、実現したい目標に対して社員自ら指揮をとります。そして、アルバイトをする学生であれば、近い将来自分の顧客になるかもしれません。なのでアルバイトの管理もしっかりと行うので、楽しい職場つくりにも注力しています。

批判もあると思うんだけど、個人的な感情論

もちろんこのブログには多数の批判もあると思いますが、事実としてちまたの学生には「先輩から聞いたけど、ホテルの仕事はきついらしい」と広がっているのです。それは諸先輩方が積み上げてきた不信の成果だと思っていますし、私も10年以上前に罵倒され続けてきました。ただ、私がそのような仕事を続けていたのは、上司ではなく先輩に恵まれたのと、なにより男性の私がもらえる中では圧倒的に高時給だったので、我慢して続けられました。私の周りも時給のために我慢している人が多かった。しかし、ウェディングを志す女の子たちは、本当にか弱く、もろく、繊細でした。彼女らが夢半ばに砕け散ってく様を、昔の私は「根性ないなー」で終わらせていたが、夢を摘むという行為がどれだけ愚かなことかと、今では強く感じています。

なにより、私の会社でも営業の社員がいるからこそ、私たちも新規店舗を出店できるので、営業社員さまさまだと思っています。私たちはサービスをすることでしか成果を出せませんが、ウェディングプランナーさんになる彼女たちは、未来の営業マン(ウーマン)なのです。自分の前工程で仕事をする、顧客を生み出す彼女たちを無下につぶしていく様を考えると、本当に愚かな行為だと思えます。

最後に

学生の皆さんもこのブログを読んだところで、ウェディングの業界で、かつ職場環境のよいところ探しきることはなかなか難しいと思っています。その理由は別の機会にかければなと思いますが、覚えておいてほしいことは、どれだけ不条理な上司でもお客様にご満足していただきたいという思いは持っているということ。その表現方法が少しシャイなだけなんだと私は思っています。
先ほどまで、さんざん批判していましたが、それは「表現方法」が間違っているのであって、人格を否定は「あまり」したくありません。

もし、不条理な場面に出会ったとしても、もしかしたら上司が怒っている本質を理解することができればお互いに歩み寄ることができるかもしれませんね
なんかぐだっとした終わりになりますが。。。

ではまた。

ゼクシィ首都圏 2016年 6月号

ゼクシィ首都圏 2016年 6月号