世の中は自分のちからで面白く

そろそろ30歳だが、思い描いた30歳なのだろうか。

「自分らしい仕事」は本当にあるのか?

どうも、イェーガーです。

本日は、新人くんの夢や希望を打ち砕く現実的なお話をしようと思います。
皆さんの思い描く、「自分らしい仕事」「やりがいのある仕事」「やりたいこと」は今の会社にあるのでしょうか?実は新卒採用として採用されても向こう2年はそのような仕事はありません。

マーケティングの仕事がしたかったのに、キツいと有名な営業に配属になった。
営業でバリバリに出世したかったのに、経理に配属された。

よくある話ですね。特に大企業。正直新人が一度に10人を超えて採用されたら、5年目を超える先輩方は「皆一緒」に見えます。無理ですって。スーツも同じ。髪型も同じ。受け答えも就活トレーニングで鍛えたような同じ反応。違うのって体型ぐらいで、でもそれで覚えるとセクハラ。なので覚えれません。

そこで特別なプレゼンテーション(アピール)もできない、仕方もわからない学生あがりの新人が、自分のやりたいことを会社からもらえる確率はとても低いことです。
皆さんも5年経てばわかります。同じような人たちが一斉に入社して、誰がどのような適性を持っているのか?わかりません。

それなら、自分のやりたいことができる企業に転職しますか?独立しますか?どちらも成功すると思いますか?成功できる人はほんの一部です。成功できる人は、ゴールを明確に持っている人だけです。「○○ということがしたい」という○○がおそろしく明確なんです。
営業がしたい、マーケがしたい、人事がしたい。そのように表面的な各部署の特徴をゴールというか憧れの念を持って希望している人は失敗します。なぜなら、その部署で何をするのか?具体的な行動まで考えていないから。話はそれますが、転職・独立が成功する人は、

「起業するためには、3つの経験をトップレベルまで引き上げなければならない。1つ:起業した自社の製品を売る能力。これを1社目で身につけよう、そのための就職活動を行おう。2つ:会社のお金を管理できる人材になろう、そのためには1社目で営業マネージャー以上になり予算管理できる人材になるか、2社目に転職してマネージャーもしくはエリア部長クラスで転職しよう。3つ目は人を採用する力、そのためには採用権をもつ役職になるか、人材系の会社に転職して人事のノウハウを獲得しよう」

こうして、新入社員として入社し、営業職というポストを獲得するわけです。そして独立なり転職なり自分のキャリアを作っていきます。レアケースです。私も無理です。。。

では、みなさんは「やりたいこと」ができないから諦めるのでしょうか。それは絶対に違います。答えは一つです。


「今できること」を増やしてください。圧倒的なスピードで。


営業だろうと、人事だろうと、経理だろうとなんでもいいんです。今与えられた仕事の上位概念(なぜその仕事が存在するのか?)を理解し、上司の考えている組織像を理解し、自分のできることをただただ増やしていく。そうするとおのずと自分のやりがいが見えてきます。

それは、やっぱり営業は合わない、経理は意外と天職かもしれない。色々な感情が沸き起こってくるかと思います。

石の上にも3年という言葉がありますが、これはアタリでもあり、ハズレでもあります。確かに自分のやりたいこと、社会人として進んでいく道は3年も働けば見えてきます。
一方で、「同じところで3年も働くなんて馬鹿らしい」とか「企業は、3年も働かせて奴隷をつくり上げる」とかいろいろいいますけど、それもまた正解の一つ。
これを読んでいる皆さんは、もう一つ先のことをしましょう。



「1年でも2年でもいい、圧倒的な成果を出して自分の見える景色を広げましょう」



まずは自分にできることをコツコツ増やして、その中でじぶんに合ったコアとなる生きがいを見つけていくことが、やりたいことに最も近づきやすい手段となります。
私は、このブログをご覧頂いていれば分かる通り、話下手です。うまく要点をまとめることができなければ、相手に見やすい文章が何かと考えつくことができません。

ただ、とある業務には特化しているため、会社になくてはならない存在です。自分のしたいことではなかったけれども、自分のできることだった、合わせて自分の強みと
おそろしいレベルでマッチングしていた。そのため自分は「自分のできること=自分の人生でやるべきこと」になりました。ありがたいご縁です。

まぁ、新人の皆さんは夏休みも終えて年末まで忙しいラストスパートに入るころかと思います。なので、腐らず、驕らず、今できることを増やし続けて、新卒同期の中から頭一つ飛び出して成果を出して欲しいな!と思います。

まぁ、それだけ努力している新人の芽を最速で開花させるのがマネジメント層の仕事なんですけどね。

それでは。